ゾンビをテーマにした楽曲
KANA-BOONの「ソングオブザデッド 2」は、ビビデバビデブーというフレーズが印象的な楽曲です。
歌詞には、呪文で化けている本性や裏切りのマーケット、増え続ける異常者などが描かれています。
主人公はゾンビとして生き返り、垂れた目や破れた服、腐った身体で荒んだ街並みを彷徨いながら、欲求を満たしていく様子が描かれています。
歌詞の中には、集団心理や自我の忘れ方など、狂った世界の中でも人間の本性を描いたメッセージが込められています。
リズミカルな曲調と共に、ゾンビの視点から描かれるこの楽曲は、一風変わった魅力を持っています。
ビビデバビデブー
呪文で化けてる本性
誰も彼もが隙見て裏切るマーケット
ウイルスみたくどんどん増えた異常者
隠してるだけでみんな似たようなもんだ
この部分の歌詞は、人々が表向きには隠している本性や欲望について歌っています。””ビビデバビデブー””というフレーズは、呪文のようなものであり、人々が自分の本性を隠すために仮面をかぶっていることを表しています。
また、””誰も彼もが隙見て裏切るマーケット””というフレーズは、人々が他人の弱点や隙を見て利益を得ようとする現実を描写しています。この歌詞は、社会や人間関係において裏表があることを指摘しており、人々が隠しているだけで実は似たような存在であることを暗示しています。
この部分の歌詞は、人間の本性や欲望についての考察をしており、社会の裏側や人々の本音に触れています。
アイムゾンビ!アイムゾンビ!
垂れた目の俺
破れた服で 腐った身体で
脳のまにまに欲を満たす
荒んだ街並 歪んだジャパニーズ
腹膨れるまで食え 墓まで持っていけ
つまるところ欲求は止まらんぜフォーエバー
この部分の歌詞は、主人公がゾンビとして生きていることを表現しています。””垂れた目の俺””や””破れた服で腐った身体で””といった描写から、主人公の姿が荒廃していることが伺えます。また、””脳のまにまに欲を満たす””というフレーズからは、ゾンビとしての本能的な欲求を持っていることがわかります。さらに、””荒んだ街並 歪んだジャパニーズ””という表現からは、ゾンビによって荒廃した世界が描かれています。
この部分の歌詞は、ゾンビとしての欲求や生存本能を強調しており、主人公がゾンビとしてのアイデンティティを受け入れていることが伺えます。彼は欲求を満たすために食べ続け、墓まで持っていくことを目指しています。
下位ゾンビ上位ゾンビ
下位ゾンビ上位ゾンビ
俺にとっちゃクソだ
下位ゾンビ上位ゾンビ
俺もまたクソか
同じクソでもヤケクソとは違う
狂った世界でも自我は忘れんさ
この部分の歌詞は、主人公が自分自身を「下位ゾンビ」と表現しています。彼は自分の立場や状況に不満を抱いており、他の人々と比べて自分が劣っていると感じています。しかし、彼は自分が「下位ゾンビ」であることを受け入れつつも、自分自身を否定することはありません。
また、彼は他の人々も同じように「上位ゾンビ」として見ていますが、それでも自分と同じく「クソ」であると考えています。彼は他の人々と比べて自分が劣っていると感じつつも、自分自身を軽蔑することはありません。
この歌詞は、狂った世界の中で自分自身を見失わずに生き抜くことの意志を表しています。主人公は自分が「下位ゾンビ」であることを受け入れつつも、自分自身を軽蔑することなく、自己を保ち続ける強さを持っています。
まとめ
KANA-BOONの「ソングオブザデッド 2」は、アイムゾンビ!アイムゾンビ!というフレーズが印象的な楽曲です。歌詞は、垂れた目の俺や破れた服で腐った身体といった描写があり、荒んだ街並や歪んだジャパニーズという狂った世界を表現しています。欲求を満たすために食べ続けるゾンビの姿や、集団心理が大罪の元凶であることを問いかけています。しかし、自我を忘れずに生き抜く強さも感じられます。撃たれても歩ける姿勢や、生命を謳歌していく意志が歌われています。この曲は、クソな状況でも自我を持ち続ける強さを歌っており、聴く人に勇気を与えるメッセージが込められています。