感情の葛藤を描いたyamaの楽曲
yamaの「slash」は、正しい引き金を引くことと、らしくない感情を抱く自分自身との葛藤を描いた楽曲です。
歌詞には、つまらないものばかり追って物陰に潜む自分自身を嫌う気持ちや、涙を流すことができない自分自身を憎む気持ちが表現されています。
しかし、鏡に映る自分自身が何も成せないままであることを認め、終止符を打つことで、新たなステージに進むことを決意する様子が描かれています。
曲調は、切なくも力強いロックサウンドで、yamaの歌声が歌詞の世界観を一層深めています。
涙なんて性に合わないだろう
悲しい言い訳をして いつも
ヒロインを演じてるお前を憎んだ
涙なんて性に合わないだろう
この部分の歌詞は、主人公が相手の悲しみを理解できずにいることを表しています。
「お前」が悲しい言い訳をしているとき、主人公は「ヒロインを演じてるお前を憎んだ」と感じています。
つまり、主人公は相手が悲しんでいることを演技だと思っているのです。
そして、「涙なんて性に合わないだろう」というフレーズは、主人公が相手に対して感情を表現することが苦手であることを表しています。
主人公は自分自身が感情を表現することができないため、相手が感情を表現することを理解できないのです。
終止符を打った
鏡に映る本当の
何も成せないままの僕に
終止符を打った
この歌詞は、自分自身に向けたメッセージのようにも聞こえます。鏡に映る自分自身が、何も成し遂げられないままでいることに嫌気がさして、終止符を打とうとしている様子が伝わってきます。しかし、この歌詞は「お前」という言葉も使われており、他人に向けたメッセージとしても解釈できます。つまり、自分自身だけでなく、周りの人々にも同じように終止符を打とうとしているのかもしれません。この歌詞は、自分自身や周りの人々と向き合い、新しいステージに進むために必要な決断を下すことの重要性を訴えているようにも感じられます。
お別れする
最初から ずっと 流れ彷徨い
喧騒 円状に僕を取り囲んで
寂しいとか きっと 分かっていたんだ
お別れする
いつからか ずっと 見上げる空は
空想 幻想だらけで 絡みつく
いつの日か きっと 広がる曇天に
お別れする
slash your tears away
もう 逃げることはしない
この部分は、別れを迎えることを歌っています。最初からずっと流れ彷徨い、喧騒に取り囲まれ、寂しいと感じていた主人公が、空想や幻想に絡みつかれながらも、広がる曇天に向かって別れを迎える決意をしています。””slash your tears away””というフレーズは、涙を切り裂くようにして、もう逃げることはしないという強い意志を表しています。
まとめ
yamaの「slash」の歌詞を解説しました。
歌詞には、自分自身や周りの人間に対する不満や苦悩が描かれています。
しかし、最後には逃げずに前に進む決意が示されています。
キャッチーな曲調と共に、yamaの感情が伝わってくる楽曲です。