切り捨てた過去と向き合う歌
あいみょんの「さよならの今日に」は、泥まみれの過去が纏わりつく日々を送る主人公が、ゴールのない山を登りながら、恋い焦がれたことや夢を思い出す歌です。
明日が来ることは解るけれど、昨日が戻らないことも知っている。
切り捨てた何かで今があるなら、「もう一度」だなんて我儘は言わないけれど、それでもどこかで今も求めているものがある。
過去を切り取るように頭の中を巡る歌詞と、切り捨てた過去と向き合う主人公の姿が印象的です。
泥まみれの過去が
切り捨てた何かで今があるなら
「もう一度」だなんて
そんな我儘 言わないでおくけどな
それでもどこかで今も求めているものがある
不滅のロックスター
永遠のキングは
明日をどう生きただろうか
この部分の歌詞は、過去の自分を切り捨てて今の自分があることを認めつつ、もう一度やり直したいという気持ちがあることを表しています。
しかし、それは自分勝手な願いであるとも自覚しています。
それでも、何かを求めている自分がいることを感じています。
そして、不滅のロックスターや永遠のキングのように、明日をどう生きるかを考えているのでしょう。
切り捨てた何かで今があるなら
切り捨てた何かで今があるなら
「もう一度」だなんて
そんな我儘 言わないでおくけどな
それでもどこかで今も求めているものがある
不滅のロックスター
永遠のキングは
明日をどう生きただろうか
この部分は、過去に切り捨てた何かが今の自分に影響を与えていることを歌っています。
そして、もう一度やり直したいと思う気持ちがあるものの、それは我儘だと自覚している様子が伺えます。
しかし、それでもどこかで今も求めているものがあると歌われており、不滅のロックスターや永遠のキングといった存在を例に挙げ、明日をどう生きるかを考えているようにも感じられます。
この部分は、過去の自分と向き合い、未来に向けての自分を見つめ直す歌詞と言えるでしょう。
傷だらけの空
涙がでることは解る
気持ちが戻らないのも知ってる
それなら 辞めてしまいたいけれど
この部分の歌詞は、別れた相手への想いを歌っています。
「涙がでることは解る」というフレーズから、歌手の心には悲しみや切なさがあることが伝わってきます。
しかし、「気持ちが戻らないのも知ってる」という一文からは、歌手が自分の気持ちに葛藤していることが伝わってきます。
そして、「それなら辞めてしまいたいけれど」というフレーズからは、歌手が別れた相手への想いを断ち切りたいと思っていることが伝わってきます。
しかし、この歌詞には「それでもどこかで今も望んでいる事がある」というフレーズがあります。
この部分からは、歌手が別れた相手との思い出を断ち切りたいと思いつつも、まだ何かを求めていることが伝わってきます。
気持ちが戻らない
残された何かで今が変わるなら
「もう一度」だなんて
そんな情けは言わないでおくけどな
それでもどこかで今も望んでいる事がある
伝説のプロボクサー
謎に満ちたあいつは
明日をどう乗り越えたかな
この部分は、過去に切り捨てた何かを拾い集めてもう二度と戻ることはできないことを自覚しながらも、今も望んでいることがあるという葛藤が表現されています。
そして、その葛藤を伝説のプロボクサーの物語に重ね合わせています。
プロボクサーは、試合で負けたり怪我をしたりしても、それでも明日に向けてトレーニングを続け、再びリングに上がることができます。
同じように、自分自身も過去に失敗や挫折を経験しても、それでも明日に向けて前進し、夢や目標に向かって努力を続けることができるというメッセージが込められています。
伝説のプロボクサー
残された何かで今が変わるなら
「もう一度」だなんて
そんな情けは言わないでおくけどな
それでもどこかで今も望んでいる事がある
伝説のプロボクサー
謎に満ちたあいつは
明日をどう乗り越えたかな
この部分は、何かを失った後にもう一度やり直したいという気持ちと、それでも現在も望んでいることがあるという葛藤が表現されています。
そして、伝説のプロボクサーというフレーズが登場しますが、これは主人公が憧れる人物であり、その人物がどのように困難を乗り越えてきたのかを考えている様子が描かれています。
この部分からは、主人公が何かに向かって努力し、困難を乗り越える姿勢を持っていることが伺えます。
切り捨てた何かで今があるなら
「もう一度」だなんて
そんな我儘 言わないでおくけどな
それでもどこかで今も求めているものがある
不滅のロックスター
永遠のキングは
明日をどう生きただろうか
この部分は、過去に切り捨てた何かが今の自分を形作っていることを示唆しています。
そして、もしもその何かがあったなら、もう一度やり直したいと思う気持ちがあることを認めつつ、それでも自分勝手にはならないという強い意志が感じられます。
歌詞の中に登場する伝説のプロボクサーや不滅のロックスター、永遠のキングといった言葉は、成功を収めた人たちを表しているようにも感じられます。
彼らがどのように明日を生きていくのか、自分自身も彼らのようになりたいという願望が込められているのかもしれません。
まとめ
あいみょんの「さよならの今日に」の歌詞を解説しました。
歌詞は、傷ついた心を抱えながらも、何かを求めて前に進む人々を描いています。
「切り捨てた何かで今があるなら」というフレーズからは、過去の自分や過去の出来事に囚われず、今を生きることの大切さが感じられます。
また、伝説のプロボクサーや不滅のロックスターといったフレーズからは、成功を収めた人々の姿が浮かび上がり、彼らがどのように明日を生きたかを想像させます。