切ない恋心を描いた楽曲

オレンジスパイニクラブの「ルージュ」は、切ない恋心を描いた楽曲です。
歌詞の一部分「ハリアップだりいな まだ寝ぼけてる ダーリン扱いが鼻についてる」からも、主人公の心情が伝わってきます。
彼はまだ寝ぼけている中で、ダーリン扱いに嫌悪感を抱いています。
ぼやけた朝立ちのシルエットを口付けで溶かして欲しいと願っている様子が描かれています。
このような切ない恋心を描いた歌詞と、オレンジスパイニクラブの独特な歌唱スタイルが相まって、聴く人の心を揺さぶる楽曲となっています。

ハリアップだりいな

まだ寝ぼけてる
ダーリン扱いが鼻についてる
ぼやけたアサダチのシルエットを
口付けで溶かして欲しい

この部分の歌詞は、眠りから覚めていない状態で、相手に対しての不満や願望を歌っています。””ハリアップだりいな””というフレーズは、まだ眠っているという意味であり、歌詞の中での状況を表現しています。

「まだ寝ぼけてる」という一文からは、まだ完全に目が覚めていない状態であることが伺えます。その状態で「ダーリン扱いが鼻についてる」と歌われており、相手からの特別な扱いに不満を感じていることが分かります。

さらに、「ぼやけたアサダチのシルエットを口付けで溶かして欲しい」という一文からは、相手の存在が曖昧であることや、その存在を確かめるためにキスを求めていることが読み取れます。この歌詞は、眠りから覚めていない状態での不満や願望を表現しており、歌の世界観を作り出しています。

もう救えないねって傷を舐め合って

ロクに向き合わないで続けばいい
まだヤニくさいベットで
穴の空いた壁を覗くのが癖

この部分の歌詞は、傷を舐め合っているという表現があります。傷を舐め合うとは、お互いに傷ついた心を共有し、共感し合うことを指しています。この歌詞からは、主人公たちはお互いに傷ついた過去を持っていることが伺えます。

また、歌詞には「ロクに向き合わないで続けばいい」というフレーズもあります。これは、過去の傷や苦しみから逃げ続けることで、現在の関係を維持しようとしている様子を表しています。主人公たちは過去の傷を直視することを避け、現実から目を背けているようです。

さらに、歌詞には「ヤニくさいベットで穴の空いた壁を覗くのが癖」という一節もあります。これは、主人公たちが暗い部屋で過ごし、壁の穴から外の世界を覗くことが日常的な行為となっていることを示しています。この描写からは、主人公たちの孤独や閉塞感が感じられます。

気の抜けたハグに名前がつく前に

どうでもいいような表情を愛されていたい
嘘針千本で許されたい
ただ寵愛線を探す日々は
さみしいね　さみしいね

この部分の歌詞は、自分自身を偽ってでも愛されたいという願望や、寵愛されることに対する欲求を表現しています。””どうでもいいような表情””をしていることで、他人には気づかれずに自分の内面を守りながら、愛されることを望んでいるようです。

また、””嘘針千本で許されたい””というフレーズは、自分の嘘や偽りをもってしても許されたいという願望を表しています。自分の本当の姿を隠し、他人に都合の良いように振る舞うことで、愛されることを期待しているのかもしれません。

さらに、””ただ寵愛線を探す日々は さみしいね さみしいね””というフレーズは、寵愛されることを求めている一方で、その探求が孤独で寂しいものであることを表現しています。自分の本当の姿を隠し、他人に愛されることを目指すことで、内心では孤独を感じているのかもしれません。

まとめ

オレンジスパイニクラブの「ルージュ」は、切ない歌詞とメロディーが特徴的な楽曲です。歌詞には、傷を舐め合いながらも向き合わずに続けることや、寂しさを感じる日々が描かれています。また、不安や動悸に悩まされながらも、相手に対する愛情ややさしさを感じることもあります。この曲は、どうでもいいような表情を愛されたいという願いや、寵愛線を探す日々のさみしさを歌っており、聴く人の心に響くことでしょう。